皆さんは外資系企業というとどんなイメージをお持ちですか。
最先端、スーパーエリート、国際的で解放されている環境など、いろいろありますね。このように誰もが憧れる会社である半面、一方では新卒採用を実施している会社は意外に少なく、即戦力を重視して中途採用で間に合わせる所が多いなど入社するには狭き門になっているのが実情です。
けれども事業分野は日系企業と同じように種類豊富で、主だったものとしては銀行や証券会社、信販会社といった金融関係、WebデザインやプログラミングなどのITビジネス、アパレル、化粧品に医薬品食品などのメーカー系、それに経営コンサルタントや法律事務所、貿易商社に航空会社・ホテル・レストランなどいろいろあります。いずれの会社にしても、入社するにはまず少なくとも有名大学を卒業していてその上外国語特に英語が堪能であるのは言うまでもなく、コミュニケーション能力などすべてにおいて高いスキルが求められます。
これらの会社に転職を希望する際には、日系企業を志望する場合と同様に、否それ以上に企業の特徴と自分自身の特性をよく知って、希望する会社を選ぶようにすることが肝要です。
これは外資系企業に就職・転職を希望するときに必ずぶつかる疑問です。
もちろんそれ相応の英語力は必要です。中には履歴書、職務経歴書、申込みのメールを日本語と英語の両方で送るように求められる場合もありますが、面接担当者が日本人である場合その心配は要りません。但し英語検定やTOEICで高スコアを持っていると採用に有利な場合もあります。
それともう一つ。外資系企業においては「読む・書く」のスキルと同時に「聞く・話す」スキルが求められます。いずれにしろ採用時に問われるのは本人の経験であり、採用されてからは英文法的に完璧な表現か否かよりもいかに簡潔にコミュニケートできるか、自分の意思を的確に伝えられるが大事になってきます。要するにたとえ英語が巧く話せなくても自らのポジションで必要とされる経験を持っていることが何よりも大事ですし、物怖じせずに自分の意見も伝えられるスキルも必要です。
あと付け加えるならば、英語以外の外国語たとえばフランス語や中国語それに韓国語などのプラスアルファを持つのも効果的な場合がありますし、専門分野の高い仕事先を志望する場合その分野に秀でたスキルと経験を持つと最大の強みになります。
外資系の求人を探す際には給与だけでなく、雇用形態をチェックする事も重要です。福利厚生の概念が日本と異なるので注意が必要です。